乾の記号 震の記号 坎の記号 艮の記号 坤の記号 巽の記号 離の記号 兌の記号

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周易について

周易とは

周易の起源

周易とは周代(紀元前十一~八世紀)に行われた易、または周(あまね)く易(変化)を説く 書、という意味とされています。

周易の原点となったのは蓍筮(しぜい)と言われるもので、蓍(し)という草の茎を使って 占います。後にこの蓍は筮竹(ぜいちく)という竹で作ったさくに変わります。この蓍を数 十本持ち、何本かづつ数えていくと余りが出ます、その余りを除いてまた数えるということ を何度か繰り返した結果を「陽」と「陰」に分けてその組み合わせで吉・凶を占うというも のです。

周易は最初は運勢を判断する言葉「筮辞」(ぜいじ)を集めただけのものでしたが、次第 に筮辞の注釈や周易自体の理論などが編纂されていきます。これを「易伝」と言い、易伝 が十種あることから十翼(じゅうよく)と呼ばれています。十翼は哲学や倫理を説く側面 もあることから、十翼を含めた周易は「易経」とも呼ばれるようになります。

陰と陽
陰は柔、弱、低、暗、受動的、女性的、月、冬、などを示し、陽は剛、強、高、明、能動 的、男性的、太陽、夏、などを示します。このように物事は全て対になるものがあってそ の対立により統一した世界を作っているとされています。ただしこの両者は固定的なもの ではなく「事象は究極に達すれば変化する」として陽は陰に陰は陽に転化するもので、そ の転化から変化が生まれるとされています。 周易では陰と陽を記号で表し、陰を陰の印で陽を 陽の印で表示します。

八卦(はっか)
占筮(せんぜい)により陰か陽を出しますが、一回だけでは陰か陽の二種類だけしかないの で三回繰り返しますと、陰と陽(2種類)が3個なので23=8の計算で8種類の卦( か)が出来ますが、これを八卦(はっか)と言います。八卦にはそれぞれ名前が付けられ次 のようになります。

八卦表
名前記号 自然家族 性質方位 動物身体
乾(けん)乾の卦の形 剛健西北
兌(だ)兌の卦の形 三女悦ぶ西
離(り)離の卦の形 次女付着
震(しん)震の卦の形 長男動く
巽(そん)巽の卦の形 長女入る東南
坎(かん)坎の卦の形 次男陥る
艮(ごん)艮の卦の形 三男止る東北
坤(こん)坤の卦の形 従順西南

この三つの陰または陰はそれぞれ爻(こう)と呼ばれます。つまり八卦は三つの爻から成り たっていて、これを小成の卦(しょうせいのか)と言います。小成の卦を二つ重ねたものを 大成の卦(たいせいのか)と言って、六つの爻でできています。大成の卦は8(卦)×8(卦) =64、または26=64→[2(陽または陰)の6(爻)乗]の計算で64の卦があります 。大成の卦のそれぞれの爻は下から初爻、二爻、三爻、四爻、五爻、上爻と呼ばれ、下の三 つの爻を内卦(ないか)または下卦(かか)、上の三つを外卦(がいか)または上卦(じょ うか)と言います。

占筮法(せんぜいほう)

    占筮(せんぜい)の心得
  • 占うことについて十分に考察を加えておくこと
  • 同じことを二度占ってはいけない
  • 不正な事柄を占ってはならない

1、本筮法(ほんぜいほう)


50本の筮竹(ぜいちく)を使います。50本を左手に持ちその中から一本を抜き取り、別にし て使用しませんこれを太極 と言います。次に残りの49本を二つに分けます、左手に持った ものを天策、右手に持ったものを地策と言います。天策は持ったまま右手の地策を机上に 置き、地策から一本を取って左手の小指と薬指の間にはさみます、これを人策と言います。 次に左手の天策を4本づつ数え、余ったもの(余りが無いときは4本)を左手の薬指と中指 の間にはさみます。残りの天策は机上に置き地策を持って4本づつ数え、同じように余った ものを左手の中指と人差し指の間にはさめます。この左手の指にはさんだ策の合計は必ず 五か九になります、ここまでを第一変といいます。

次は左手の指にはさんだ策を除きます、太極と合わせて6本または10本が除かれますので 残りは44本または40本になります。残った策で第一変と同じことを繰り返しますと、今度 は必ず四か八になります、これを第二変と言います。さらにこれを除き同じことを繰り返 しますと指にはさんだ策の合計は今度も必ず四か八になります、これが第三変になります。

第三変まで終わったときの残った策の数は24、28、32、36のどれかでそれぞれ4の6倍、7 倍、8倍、9倍になっています。偶数倍の6倍(24)と8倍(32)は「陰」、奇数倍の7倍( 28)と9倍(36)は「陽」になり、さらに6倍(24)は「老陰」8倍(32)は「少陰」、7倍 (28)は「少陽」9倍(36)は「老陽」とします。 このようにして最初の爻(初爻)が決まります。同じように第三変までを繰り返し二爻~ 上爻を決めます。これように六爻が得られればそれは六十四卦のどれかに該当します。

2、中筮法(ちゅうぜいほう)


50本の筮竹(ぜいちく)を使います。50本を左手に持ちその中から一本を抜き取り、別にし て使用しませんこれを太極 と言います。次に残りの49本を二つに分けます、左手に持った ものを天策、右手に持ったものを地策と言います。天策は持ったまま右手の地策を机上に 置き、地策から一本を取って左手の小指と薬指の間にはさみます、これを人策と言います 。ここまでは本筮法と同じです。

次に、左手の天策を八本づつ数えていき八本未満になったときの数を出します、八本ちょ うどのときは0本(余りなし)とします。それに地策から一本を取って左手の小指と薬指の 間にはさんでおいた1本を加えます。すると一本から八本になりますので下図に当てはめて 「陰」、「陽」を出します、これで最初の爻(初爻)が決まります。以下同じことを六回 繰り返して卦を求めます。

     
一本二本三本四本五本六本七本八本
老陽少陰少陰少陽少陰少陽少陽老陰

3、略筮法(りゃくぜいほう)


中筮法と同じ方法で行いますが、余った筮竹の数は内卦(下卦)の八卦を示します。同じこ とを二度行い、次は外卦(上卦)の八卦を示しますので合わせて六爻、六十四卦になります。 (下図参照)略筮法の場合は変爻(後述)を出す操作も必要です、変爻はもう一度天策を使 い、今度は六本づつ数えその余りに一本加えると一から六になりますので、その数の爻が変 爻になります。

   
一本二本三本四本五本六本七本八本

変爻、之卦(しか)
変爻とは、「事象は究極に達すれば変化する」ことから「老陽」は「陰」に「老陰」は「陽」 に変化します。これは本筮法と中筮法の場合で、略筮法の場合は常にどれか一つの爻が変爻 で「陰」と「陽」の反対側に変化します。本筮法と中筮法の場合は変爻が無いときや六爻す べてが変爻になる可能性があります。この変爻が変化してできた卦を之卦(しか)と言います 。この之卦も六十四卦のどれかで、最初にできた卦(本卦(ほんか))も六十四卦のどれか なので64×64=4096通りの変化の相があるとも考えられます。

卦辞(かじ)と爻辞(こうじ)
周易が始まった初期では、運勢を判断する言葉である筮辞(ぜいじ)を集めただけのもので したが、次第に筮辞の注釈や易理論が編纂されていきます、これを易伝といいますが十種あ ることから十翼(じゅうよく)とも呼ばれます。十翼とは
彖伝(たんでん)上下
象伝(しょうでん)上下
繋辞伝(けいじでん)上下
文言伝(ぶんげんでん)
説卦伝(せっかでん)
序卦伝(じょかでん)
雑卦伝(ざっかでん)、を指します。

周易は六十四卦と各卦の六爻について記された本文とその注釈や理論が書かれた十翼からな りますが、十翼により周易は統一的に解釈され、六十四卦と各卦の六爻との相互の関係が、 一定の基準のもとに組織的に意味づけられていきます。本文の各卦に対する解説を卦辞(か じ)または彖辞(たんじ)、各卦の各爻に対する解説を爻辞(こうじ)といいます。